あけましておめでとうございます。2019年元旦、時代の遷移を象徴するこの年の第一日に、footballhackの新刊を発表いたします!!
構想3年、約20万字、画像数2000点以上、動画数60件以上、紙媒体では実現が難しい、kindleならではのボリュームで「懐理論」を解説!
footballhackが2014年2月に「イニエスタのドリブルは懐が深い」というエントリで発信し始めた懐理論、その集大成を膨大な実演資料を元にkindle本としてまとめました。
※らいかーると様によるレビュー「あなたが懐理論を買うべき10の理由」(サッカーの面白い戦術分析を心がけます)も併せてお読みください。
サッカーにおけるドリブルとはなにか、その方法論、トレーニング方法、才能とはなにか、これらの疑問に対して技術的観点から論理的にお答えしました。指導者や選手のみならず、サッカーファンや保護者の方、エンジョイプレーヤーから他のスポーツの競技者・指導者まで、ドリブルに関心があるすべての人へ贈ります。サッカー経験の少ない人にも、自分の哲学をしっかり持っている人にも、今まで触れたことがないような新しい見識を提供できることをお約束します。
内容は5本柱となっていて、
1,リズム変化
2,角度変化
3,姿勢変化
4,フィジカルコンタクト
5,浮き玉の駆け引き
これらに複合技やトレーニングの章を追加して構成されています。また、「謎の言葉シリーズ」では独特のリズムとは?間合いとは?重心の逆とは?フィジカルとは?これらの初心者が一聴しただけで理解しがたいサッカー用語に対して、厳密な解説を試みています。
サッカーとは駆け引きを楽しむゲームであると考えています。フィジカル的な個人差は大きいけれど、駆け引きという部分ではすべてのプレーヤーに楽しみながら上達する余地が残されているのがサッカーの良いところだと思います。だからこそ、サッカーがレベルや年齢に関係なく、時代を通じてみんなが楽しめるスポーツであり続けてきました。
以上の立場から、僕は今まで技術論や戦術論をブログで展開してきました。読者の方の中には、「なぜわざわざ本にしてお金を取るのだろう?ブログで無料で発信してくれればいいのに」とお思いの方もいるでしょう。僕がドリブルについての話を本にまとめる理由は、「パッケージ化とアーカイブ化」を重視しているからです。ブログというのはいわばストリーミングで一瞬話題になって盛り上がるものの、過去の記事はすぐにジャンク記事の下に埋もれてしまいます。本というパッケージで残しておけば、掘り起こされやすいし若い人に読まれる可能性を期待できます。何年かかってもいいので、この本が意思有る方に掘り起こされて、将来の日本サッカーの成長の一助になることを願って止みません。
目次
はじめに
この本の使い方
0 ドリブルの概念
0-1 正対
0-2 スラローム
0-3 正対ともスラロームとも言えない状態
0-4 ボールタッチ
0-5 ドリブルの姿勢
0-6 ドリブルの技
1 リズム変化
1-1 二歩一触
1-2 一歩一触
1-3 スキップ・浮き
1-4 刈り込むタッチ
謎の言葉1 ”独特のリズム”とは?
謎の言葉2 ”ドリブルのキレ”とは?
2 角度変化
2-1 角度変化とDF心理
2-2 DFへの近づき方
2-3 ゆさぶり・ジグザグ
2-4 スワーブでの駆け引き 2ステップ
2-4-1 2ステップ アウトサイド
2-4-2 2ステップ インサイド
2-5 カットイン考察
2-6 ての字ドリブル
2-7 スワーブインやり方
2-8 逃げる選択肢
2-9 2ステップのやり方
2-10 角度を変える方法
謎の言葉3 ”間合い”とは?
謎の言葉4 ”仕掛ける”とは?
3 姿勢変化(懐)
3-0 懐の定義
3-1 懐4変化
3-1-1 クスドリ
3-1-2 クライフ
3-1-3 アウト逃げ
3-1-4a くるくるターン
3-1-4b くるくる逆足イン
3-1-5 緩急縦
3-1-6 マシューズ
3-1-7 クライフ
3-1-8 くるくる
3-2 懐によって脳が騙される原理
3-3 持ち方
3-4 スクランブル抜き
3-5 懐まとめ
謎の言葉5 ”重心の逆”とは?
謎の言葉6 ”間”とは?
4 競り合い
4-1 軸足ブロック
4-2 蹴り足ブロック
4-3 肩入れ
4-4 手押し
4-5 腕払い
4-6 正しいボールキープ
謎の言葉7 「フィジカル」とは?
5 浮き球の駆け引き
5-1 頭
5-2 胸・腹
5-3 腿・脛・膝頭
5-4 足上げ・すくい上げ
5-5 背中押し
謎の言葉8 「高さ」とは?
6 複合技
6-1 基本的なパターン
6-2 一対多
6-3 ての字ドリブルのやり方
6-4 メッシ対ボアテング
6-5 テベス対パルマ
6-6 マラドーナ5人抜き
6-7 ロナウジーニョ対チェルシー
7 ドリブルの才能とは 〜フェイントなんて要らない〜
7-1 ドリブルにおけるスピード
7-2 ドリブルにおける視力
7-3 ボールタッチの才能と駆け引き
7-4 先の先・後の先
8 ドリブルの目的
8-1 ドリブルの先に戦術がある
8-2 ドリブラーはパスのリズムの中で生きろ
9 ドリブルが上手くなるには
9-1 練習の考え方
9-2 それでも個人練をしたい人へ
10 トレーニング
10-1 リズム練習
10-2 角度練習
10-3 姿勢練習
11 終わりに
用語集
マルチメディアコンテンツとなっています。Wi-Fi環境下での閲覧をお勧めいたします。
どうぞよろしくお願いします。
購入して読ませていただきました。(まだ途中です)
刈り込むタッチが中々出来ないのですが、コツか練習法などありますでしょうか。
拇指球のあたりで踏むのか、土踏まずのあたりで踏むのか等教えていただきたいです。
理解力が乏しくて申し訳ございません。
よろしくお願いいたします。
ありがとうございます!刈り込むタッチは足首に近い方がやりやすいので、はじめはかかとの横あたりで試してみて、次に土踏まずで試してみてください。上級者は母指球やつま先でも行うことが出来ます。
練習としてはボールが身体から離れているとやりにくいので、重心に近い位置、足元にボールを置いて止まったまま行う感覚をまずはつかんでください。ボールとともに地面を踏んで加速する感覚を得ることが大事です。
またわからなければコメントをお寄せください。
ご丁寧にありがとうございます。
練習してみます!
8人制サッカーの戦術を購入して読ませてもらいました。
途中で出てくるスクリーン&ターンの方法をもう少し詳しく教えてもらえませんか?
ありがとう御座います。ターンの技名は「懐トラップ インサイドターン」とでもしておきます。こちらをご覧ください
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ありがとうございます!助かります!
Kindle本を教科書に、息子と練習して4年になります。お世話になっています。学びが体現できた時の感動が、たまらないです。
最近キックについて発見があったので、よかったらsilky skillさんの考察をお聞きしたいです。
シュートやロングパスなど、強いキックでは、『蹴足は、外旋しながら前方に振るのが正しい』と感じました。
ベッカムや俊輔のFKがサイドキックのように見えるアレです。フォロースルーでは、膝が外に開くように蹴っています。アレは足の甲のやや内側、最も甲高のライン(ハイラインと仮称)でミートするためです。ただし、普通に蹴ってはハイラインでミートできないのです。
膝下を、ただ真っすぐ前方にスイングし、ハイラインでミートしても、カス当たりで軸足側に飛びます。足の移動軸から内側にズレているため、力が伝わらないからです。
更に、テイクバックから膝を外旋させて、前方にスイングし、ハイラインでミートさせても、パター型サイドキックのようになって、強く蹴れないのです。
どうすれば良いかというと、テイクバック時に大腿部を内旋します。感覚的にいうと、『膝を少し内側に絞って』テイクバックします。するとスイング時には反動で、大腿部と膝下は強く真っすぐ前にスイングしながらも、自然と外旋します。そしてミート時に、ちょうどハイラインが足の移動軸の中心にくるため、強くミートできます。
ハイラインは硬さがあって、よりボールを潰せることと、蹴足の外旋運動が体幹の捻りとなって、その力もボールに伝わるからです。
あとはボールのどこにハイラインを当てるかで、シュート、ロングパス、FKのカーブと蹴分けられます。
実際息子に、『テイクバックの時に、少しだけ膝を内側にして、あとは自然に蹴ってみて』と指導したところ、驚くほどキック力が向上しました。
ボールに対して真っすぐスイングし、甲の中心を当てるといのは間違いではないでしょうか?何かご意見があれば教えて下さい。