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レビュー
様々な方からレビューを頂いております。
- yohey22さんによる「22番の蹴球ファカルティ」
– [書評] 4-4-2ゾーンディフェンス セオリー編 - yohey22さんによる「22番の蹴球ファカルティ」
– [書評] 4-4-2ゾーンディフェンス トレーニング編 - ちゃびおらさんによる「xivyoraのブログ」-
「8人制サッカーの戦術」を読んで - 「にしかたの日記(サッカーとかets…」
– ゾーンディフェンスについて - 「ボールひとつにキリキリ舞い日記」
– ■[サッカー][練習]読んでる本 12:36 - 「da44.jp」
– Kindleと紙の本の価格差を調べてみた
ゾーン・ディフェンスならこれ読んで、http://t.co/fy3RqVYD7w
あとは実際の試合と照合すればOK。
— らいかーると (@qwertyuiiopasd) 2015年10月17日
基本中の基本である442ゾーンについては @silkyskill 氏の「4-4-2 ゾーンディフェンス セオリー編」を読むべし。熟読した上で国外リーグの試合、国内なら栃木やFC東京の試合を見ると「なるほど」と思うシーンが必ず出てくる http://t.co/8ifcbcNO87
— 羊 (@GP_02A) 2014年7月11日
一言、二言、みこと
システム論は特に図解が出来る分、本にしやすいです。個人技など細かい駆け引きは、映像や実際の試合の写真を使わないと説明が難しいため(理解度は読者の経験知にも依存する)、本にするのは難儀です。戦術面は幾何学的な理解を進めれば、サッカー経験のない方にも理解されやすいため、書籍というパッケージがウケるっていう側面があります。特に日本ではこの方面のライターの力量が貧弱なため、僕でも付け入る隙があるっていうか、長年サッカーメディアをウォッチし続けてきた結論として、まともなテーマを扱った本がないなっていうのが本音で、だったら僕がやるかみたいな半ばやけになってる部分もあります。無意識のうちにきちんとマーケティングして自分のバリューを出せる領域を見つけていたということなんですね。
とか愚痴はいいとして、僕が扱っているテーマは日本の育成の課題です。僕自身が90年代から00年代における協会主導の強化方針に則ってプレーを続けてきたので、その正誤を身をもって判断できます。オフトが来たら基礎だのシンプルだの、加茂さんならゾーンプレスだの、岡田監督(中田英寿時代)ならボディシェイプだの首を振れだの、トルシェが来たらウェーブだフラット3だ、ジーコ・・・・、ザックならゾーンディフェンス&サイド攻撃だといって日本の育成年代は現代サッカーに近づいてきました。今のアギーレ体勢では多分厳しさ、汚さ、激しさが求められてくるのでしょう。それに合わせて僕もフィジカルコンタクトを再考しています。まぁ特に98年から00年代前半までの協会の推進した育成方針は実を結びませんでしたな。結果として、トレセンに引っかかってこなかった選手たちが現在A代表の主力なんですから、いかに協会の言うことを真面目に聞いてきた奴が損をしたかってことですね。
そんな暗い過去もあるから現在協会は強いメッセージを発信することに躊躇しています。育成年代の方針は多様性に任せて(放任して各方面で勝手にやってください)って感じになっているのでしょうか。
僕は僕で今まで正しいと思ってきたこと(協会の指導方針)が、社会人サッカー経験を通じて間違っていたことに気づき、また時間を掛けてヨーロッパサッカーを見直すと今まででは気づかなかったことに気づけるようになり、そんな価値観をみなさんと共有するのがこのブログのテーマかなと思います。
間違っていることを間違っていると誰も言わないなら、僕が言います。重要な事をみなが見過ごしてしまうなら僕が言います。誰かが凄いことをやりはじめたら素直に乗っかります。そういうスタンスで言うと日本のサッカーライターのクオリティは低すぎるし、無視され続ける蹴球計画とか、大手メディアの人たちはほんとにクソだなと思います。
現代サッカーの潮流はまちがいなくゾーンディフェンスです。これは90年代アリーゴ・サッキのミランを発端としますが、2000年代に入ってから、より加速し強固なものとなりました。まずは4−4−2のゾーンディフェンスを理解することが、現代サッカーの出発点になると思います。しかし、4−4−2をわかりやすくまとめた書物がなかったものですから僕が書いてみました。現場レベルでは当たり前の知識が、本というフォーマットを通じてサポーターや育成年代の指導者にも知れ渡ることは大変有意義だと思います。その上で、小学生年代における課題も年々刻々と変化しています。10年代の現在は小学生年代からチーム戦術を学ぶことが当たり前になっており、指導者には自己鍛錬・生涯学習の外圧が高まっています。その一助になればと8人制の本は書きました。いずれも、日本サッカーメディア界では真新しいテーマの書籍となり多くの方に読んでいただけていることを光栄に思います。
これからもよろしくお願いします。