リケルメ全プレー解説7

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リケルメ全プレー解説6

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リケルメ全プレー解説5

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リケルメ全プレー解説4

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リケルメ全プレー解説3 

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リケルメ全プレー解説2

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リケルメ全プレー解説1

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懐の定義

  目次 ラウールのトラップから引き出せるサッカーのエッセンスとは? トッププレーヤー達は脚で三角形をつくっているのか 懐の定義 注意点 懐の理解、その最終目標 前回はラウールの懐(かしい)トラップを

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懐ドリブル 四変化 正対編

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懐ドリブル四変化 スラローム編

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懐の定義

懐定義 001

  目次

  1. ラウールのトラップから引き出せるサッカーのエッセンスとは?
  2. トッププレーヤー達は脚で三角形をつくっているのか
  3. 懐の定義
  4. 注意点
  5. 懐の理解、その最終目標

前回はラウールの懐(かしい)トラップをやりました。あれから学べることは何でしょう。もう一度ラウールのトラップ整理してみます。

  ラウールのトラップから引き出せるサッカーのエッセンスとは?

ボールが向かってきます。

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ボールを迎えに行くように軸足を一歩前に踏み込みます

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体の下を通過するようにボールを引き込み、奥の足でタッチして角度を変えます。

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体の向きを変えて次のプレーに移ります

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ここでのポイントは三点です。

  1. 踏み込む
  2. 引き込む
  3. 見せかける

この三点を同時に満たせれば懐を使えていると言えるでしょう。そのために必要な、からだを動かすときの意識は

脚で三角形を作ること

であると仮定してみましょう。

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もっときちんと言うと、”脚と地面で囲まれた空間が三角形に見えるような姿勢を作ること” になると思います。

ちょっと飛躍しすぎでしょうか?

これを検証するためにいろんなプレーヤーのいろんなプレーを見てみましょう。

  トッププレーヤー達は脚で三角形をつくっているのか

なにかに気づいたら実際に見たり試したりして、それが正しいかどうか確かめないといけません。今回はドリブラーは脚で三角形を作っているかどうか知りたいので、彼らの動画を見て確かめてみましょう。

Eden Hazard – Goals & Skills 2014/2015 HD

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Lionel Messi ● The Master of Dribbling ● 2014-2015 ||HD||

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Luis Figo ● Skills and Goals ● Regates y Goles

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1:12のシーンは凄いんで今度解説します。

収集めんどくさいんであとは各自で確認して下さい。幸い、サムネイルが件の姿勢になっているのを発見しました。

1:03のシーンは凄いんで今度解説します。

てか自作の動画があるんでそれでやります。上のは削除されて見れなくなると困るので。

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う~ん、フィーゴが一番モーションが小さいですね。

上に画像で抜き出した前後のプレーをよく観察してください。その時に対峙したDFの気持ちになってもう一度よく動画を見なおしてみてください。すると以下の結論にたどり着くはずです。

やはり脚で三角形を作ると抜ける!!

脚と地面で挟む空間が三角形になる、と言ってもほとんどの運動でそうなります。特に前後の加減速や横への方向転換では必ずこの姿勢を経由します。だからこれは特別な姿勢ではないのです。しかし、ドリブルにおいて大事な局面、1対1で逆をとったり加速したりするシーンでは、必ずと言っていいほどこの三角形の姿勢を経由しています。ドリブルが上手い選手がこの姿勢を取った直後に相手をかわすシーンは、気をつけてサッカーを見れば一試合に何度でも見ることが出来るでしょう。

  懐の定義

ここで懐を定義してみましょう。懐とはこういうプレーです。

懐定義 004

この画像でわかってほしい。説明を聞けば聞くほど下手になるので。

次の画像が上手くなるラストチャンスです。

懐定義 006

本当に上手くなりたければ以下の説明は読まないようにして、これまでの画像から自分で考えてください。

言葉で説明すると以下のようになります。

懐の定義
  • 軸足を軽く曲げて上体を支持する
  • 蹴り足伸ばして、脚と地面で三角形の空間を作る
  • 蹴り足近くにボールを置いてプレーする

この3条件を満たした時、結果的にDFを出し抜くことができれば、”懐が深いプレー”と言うことが出来ます。

懐定義 007

脚で三角形を作った姿勢から4つの方向への変化を考えてみましょう。

サッカードリブル懐の定義

まずボールの真横か斜め前か前に軸足を踏み込みます。そして軸足を軽く曲げて懐姿勢を作ります。懐姿勢とは地面と脚で作る三角形の空間のことです。

この時、ボールが近くにある蹴り足から見て、軸足のある方向にX軸を取ります。そしてボールを原点にX軸と直交する方向にY軸を取ります。Y軸は利き足方向に正とします。X軸は普通に前が正です。

このときDFが体の正面に立っていれば(あるいは利き足側から近づいてきたら)正対と分類します。反対に背中(軸足)側からDFが近づいてきたらスラロームと定義します。

以下、図では水色の攻撃手は右利きとします。

懐定義.009

正対ではインに緩急縦、アウトにマシューズという技があります。困ったらクライフかくるくるで逃げます。
懐定義.011

スラロームではインにクスドリ、またはクライフの見合いを仕掛けます。困ったらアウト逃げかくるくるでタメを作ります。
懐定義.010

まとめると懐の技は以下の8つに集約できます。

懐4変化
正対 スラローム
+X 緩急縦 クスドリ
ーX くるくる くるくる
+Y マシューズ アウト逃げ
ーY クライフ クライフ

懐とは脚で三角形を作った姿勢から状況に合わせて4つの変化を準備しておき、相手の反応の逆をつくように瞬時に判断を切り替えるプレーのことを言います。

まずはX軸に+の方向である「緩急縦」と「クスドリ」で確実にDFを置き去りにできることを学びましょう。この2つは足が遅くてもドリブルで抜ける技です。確実に覚えておきましょう。というか多分みなさん無意識にやっていると思います。なぜこの2つが有効なのかを論理的に説明できれば、他の変化形への移行がスムーズになります。

DFは+X方向への突破を止めるには先読みをするしかありません。そこでクライフやマシューズへ変化できればDFの逆を取ることができます。また、ひとつの方向へは誰でも行けますが、残りの3つの方向への切り替えを瞬時に的確に行える選手は少ないです。経験を積めば、選択肢を複数持ったままプレーを進めていくことの重要性に気づくことになるでしょう。

技名がいろいろダサいんでネーミングを募集します。

  注意点

頻度について

決して間違ってはいけないのは、懐を深くすれば良いからといって、常に懐が深い姿勢を維持しようとすることです。多ければ多いほどいい、(時間が)長ければ長いほどいい、という思考に囚われていると、指導上のミスリードが発生します。ちょうどこの土屋健二さんのデモのようにね。

これでは視野を確保できないし、スピードも維持できません。相手が近づいてきた時のとっさの対応にも一歩出遅れます。コトバの間違った解釈が下手を量産する典型です。

懐は使うタイミングと相手との位置関係や距離感が命です。どのタイミングで使えばいいかはこれから説明していきましょう。

深さ・距離について

懐とはもともと腕の長い力士を形容する言葉でした。だからサッカーでも脚の長い選手のことを懐が深いと言うのは自然です。実際、脚の長い選手に懐を上手く使われると、ボールを取れる気がしなくなってきます。ということは、サッカーは脚が長いほうが有利なのでしょうか?

(この意味で懐が一番深い姿勢っていうのが存在するのですが、みなさんにはわかりますか?答えは今度やりましょう。)

脚を伸ばす練習なんてないし、伸びたところで数ミリでは意味がありません。

懐とは本質的には距離の話ではないんです。

三角形の底辺を伸ばすことは懐を深くすることにつながるが、果たして上達につながるのか?↓

懐定義 001

懐は”空間を広く作って物理的に相手を近づけさせない”という意味ではないんです。

大きければ大きいほどいい、速ければ速いほどいい、重ければ重いほどいい、強ければ強いほどいいといった唯物的考え方ではサッカーの本質にたどり着けません。懐の意味を真に理解すれば、サッカーでは心を操ることが最も重要であることがわかります。つまり観念論が正解ってわけです。

例えば、チェスの世界では人間の王者をコンピュータが打ち負かしてからもう18年になります。今はフリースタイルでトーナメントが行われており、現在のチェス世界王者はコンピュータを使ったアマチュアのプレーヤーのチームだそうです。

〔弱い人間+マシン+良いプロセス〕の組み合わせが、一台の強力なマシンに勝った。さらに驚いたことに、〔強い人間+マシン+お粗末なプロセス〕の組み合わせをも打ち負かしたのだ。

スペックを高めるだけの努力は、いずれプロセスを重視する努力に追い抜かれると僕は信じます。だからこそ、身体能力の改善より、サッカーを上手くするプロセスの開発のほうが意義高いと思うのです。

  懐の理解、その最終目標

懐のアイディアの源泉はやっぱり蹴球計画です。彼の主な主張は

”同じ姿勢からプレーの選択肢を広げること”

だと思っています。そのために同じ姿勢からボールを押し出す角度を変えます。すると表裏のインサイドキック正しいコントロール角度を変えるドリブルになります。おおもとの原理は”同じ姿勢から角度を変えること”にあります。

懐も同じです。

懐定義 005

動きが相手に読まれない。読まれないから相手は先読みせざるを得ない。その逆をとれるから抜ける。このプロセスは懐によって説明できます。

懐がわかれば、上手い選手には容易に近づけない理由がわかります。彼らは立ってるだけでフェイントになるんです。例えば、2005CLのロナウジーニョのゴールとかね。

DFはロナウジーニョの眼前で呆然とボールを見送っているように見えますが、このDFの頭のなかは超高速で回転して、脳がヒートアップして大変だったことでしょう。

こういう現象が起こる理由も懐シリーズが終わった時には理解できるようになるでしょう。

これから懐を使ったプレーを8種類解説します。スラローム編と正対編で4つずつです。僕が理解を深めた順番を辿っていただくように解説することにします。僕が社会人チームの先輩から懐の初歩を教わったのが(というか口頭での説明は全くなく、ただ「こうやるんだよ、見てろよ」って言われて1対1の練習で抜かれただけ)2013年の9月で、そこから観察、検証、可視化、再構築、発展という過程を経て、ようやく全てを体系化出来たなと思ったのが2014年の9月ですから、丸々1年はかかってるんですよね。大枠はすでにyoutubeに上げてあるんで説明いらない人はそっちで見てくれたほうが早いです。

それを皆さんに理解してもらおうというのだから、時間がかかることは承知しています。

だから、一読して「はい、よくわかりません」と言われても困るんです。読んだらせめて週一で体動かして、2ヶ月で体得して、4ヶ月で実戦で通用するようになって、半年かけてようやく解るレベルの話なんです。(このレベルをゆうに越えて、さらに役に立つ技術論をお持ちの方がいたらコメントください。捨てアドからのコメントは勘弁してください。)

では行きます。次→懐ドリブル スラローム編1 クスドリ

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7 Comments

  1. 高校生 返信
  2. エンジョイプレイヤー 返信
  3. 返信
  4. uni 返信
  5. 返信
  6. おじさ 返信
  7. でぃ・まりあ 返信

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